日本では古くから親しまれてきた食品容器「折箱」
折箱店として始まった株式会社スドウのメイン商材となります。
今回はこの折箱についてご紹介していきたいと思います。
折箱の歴史
折箱っていつから使われてきたのでしょうか?
江戸時代?
その歴史をさかのぼってみると、なんと聖徳太子の時代!
折箱の原点は、この時代に朝廷への献上物を木製の容器に入れたものだと言われています。
以来日本では、長く経木や薄板、竹などを使った木製の折箱が使われてきました。
経木を使った折箱には丸い形の「わっぱ」もあります。
これに加えて近年では、環境にやさしく使いやすい紙製の折箱や、衝撃に強く保温性の高い発泡素材の折箱なども登場し、ポピュラーな食品容器として使われています。
株式会社スドウは大正時代から続く折箱屋の老舗として、これからも時代のニーズに合った商品をお届けしていきたいと思います。
折箱のご使用例
折箱は様々なシーンでお使いいただけます。
日本のお弁当は「冷めても美味しい」とよく言われますよね。
折箱はお弁当、お寿司、うな重、天重、和菓子、などによくお使いいただいています。
※汁漏れすることがございますのでご注意ください。
笹の葉やバランなどで仕切ると、折箱の良さが引き立ちます。
また掛け紙やゴム紐で包装していただくのもおすすめです。
折箱の種類
BESTPACKで現在取り扱っている折箱をご紹介していきます。
松経木折箱
昔から親しまれてきた松経木の折箱です。
経木とは木を薄く削いだ木の板のことを言います。木製折箱は通気性に優れ、水分の多い食品は適度に吸湿し、水分の少ないものには保湿性を発揮します。
また、木材には抗菌成分が含まれており、食品の腐敗を防ぐ働きもあります。
経木折箱は日本のような高温多湿の風土に適した食品容器と言えると思います。
経木折箱のサイズは”寸”を使って表示されています。
また、浅いタイプと深いタイプの2タイプの深さがあります。
蓋の形状も2タイプあり、経木板1枚の「のせ蓋」、天面を覆う形状の「かぶせ蓋」があります。※上の画像はかぶせ蓋タイプです。
紙製折箱 (TT折箱)
経木折箱と同じく環境にやさしい紙製の折箱です。
(一部、経木が使われている箇所があります。)
特司(とくつかさ)という木目調の紙を使っていますので、経木折箱に大変近いビジュアルを保ちつつ、経木折箱に見られるような歪みがないため、扱いやすい商品になっています。
サイズや蓋タイプなど、形状は経木折箱と同じになっています。
ファルカタ折箱
最近人気のファルカタ材で作った折箱です。
こちらの商品の最大の特徴は折り畳みタイプだということ。
そのため、通常の折箱と比べると、かなりの省スペースで保管することができます。
またファルカタ材折箱は「ファルカタ」という材料の木板に薄くて丈夫なグラシン紙をが貼ってあります。
ファルカタ材折箱に限っては、短時間のレンジ使用も可能という、大変優れた商品になっています。
ファルカタ材の特徴については、こちらのブログでご紹介しています。
発泡折箱
発泡タイプの折箱もご用意しています。
発泡タイプの特徴は軽さと使いやすさ。
また、形状や仕切り付きなどバリエーションが豊富なので、仕出し弁当などにもよくお使いいただいています。
発泡折箱につきましては、メーカー既製品のお取り扱いもありますので、お気軽にご相談ください。
松経木わっぱ
丸や楕円の形の折箱もあります。
側面の経木を曲げて作ってあるのが特徴です。
松経木わっぱについては別記事をご覧ください。
経木折箱と紙製折箱のサンプルのご依頼について
有償となりますが、サンプルのご用意が可能です。
ご依頼いただいてから工場でサンプル製造する流れとなりますので、1~2週間お待ちいただく場合がございます。
また、経木折箱、紙製折箱につきましては、現在別注サイズでの製造は承っておりません。
既成サイズでのご使用をご検討ください。
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